北朝鮮は、核兵器開発だけは絶対に放棄しない

36年ぶりの党大会で何を決めるのか?

36年ぶりの党大会は、これまでに金正恩第1書記が行ってきたことをすべて正式承認する場となる見通しだ(2016年 ロイター/KCNA)

北朝鮮は4月27日、朝鮮労働党第7回大会を5月6日に開催すると発表した。前回は1980年だったので36年ぶりだとよく言われるが、今回の党大会は、さらにそれより以前の1970年に、金日成の絶対的指導体制を確立した第5回大会に類似している。

党大会が1980年の第6回大会を最後に開かれなかったのは、金日成およびその後を継いだ金正日の指導体制がゆるぎなく、党大会を必要としなかったからだと思われる。

この36年で重大な情勢変化

しかし、この36年間に冷戦の終結をはじめ、北朝鮮にとって重大な情勢変化が生じていた。金正日はそれでも党大会を開催しなかったが、死去する約1年前の2010年9月に、「党代表者会」を開催した。この会議は党大会のように正式のものでなく、必要に応じて開催されるものであり、いわば党大会に代わるものだ。

この党代表者会は、金正日死亡後の2012年4月に再度開催された。金正恩が党の第1書記に選出されたのはこの会議であったが、それは正式の決定ではなかった。今回開催される第7回党大会の意義は、第5回大会が金日成について決定したように、金正恩が最高・唯一の絶対的指導者であることを正式に決定することにあり、これによって金正恩体制は真の正統性を付与され、確立することになる。

この党大会では、金正恩体制の下で行われた主要な業績が取り上げられ、称賛されるだろうが、それは、日本の国会のように今後の議論のために提示されるのではない。したがって、それらについて国際社会の基準であれこれ評価しても、また、新方針が打ち出されるかいなかで党大会の重要性を判断してもあまり意味がない。党大会の意義は正しく見定める必要がある。

今回の党大会の目的は何だろうか。具体的に見ていこう。

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