(第3回)社会で活躍するために、大学1、2年の時に何を学んだか(前編)

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(第3回)社会で活躍するために、大学1、2年の時に何を学んだか(前編)

福井信英

 今年もまた、大学には新入生が溢れ、企業には新入社員の元気な顔が輝く季節になった。

 僕自身はとても模範と言えるような大学生ではなかったが、読者の参考になればと思うことがひとつある。それは「単位の取り方」だ。

 中学生の頃に「課長 島耕作」を読んでから、僕の将来の夢は「世界を股にかけるビジネスパーソン」になった。(今、思い返すとちょっと恥ずかしい。)将来の目標を早い段階で定めたことは僕に様々な恩恵を与えてくれたが、それは、大学の選び方・学部の選び方・単位の取り方にまで及んだ。

 大学3年から経済について本格的に学ぶことを決めていた僕は1~2年の頃に、政治学の授業を積極的に取った。政治と経済は切っても切り離せないものだと考えていたから、一般教養の段階で取ることができる政治学はとにかく履修した。今もあるのかどうかわからないが、僕の頃は単位を簡単に取ることができる、「楽勝科目リスト」なるものが出回っていて、友人達の中にはそれを中心にとっている者もいた。僕もその中からいくつかは選択したようにも思うが、結局それらの「楽勝科目」の成績はBやCで、自らの意志で選択した政治系の科目は軒並みAだった。

 将来のキャリアを意識しながら、自分の学部では学びにくい学問を1~2年のうちに一般教養として積極的に取っていくというやり方は非常に効果的で、「学ぶこと」が楽しくなるものだと思う。
「ああ、きちんと考えて履修していて良かったな」と初めて実感したのは、3年生になってからのゼミ選択の時だった。

 ゼミ選択には、成績表の提出が求められ、面接もある。僕の大学の場合、人気ゼミは就職先に直結していたので、皆、ゼミ選びは真剣だ。僕は「国際経済学」のゼミを選択したのだが、教授からこのゼミの志望理由を聞かれた。

「将来、世界を相手にできるビジネスパーソンになりたいと思っています。そのために、国内だけでなく、国家間の経済の動きに目を向け、理解できるようになりたいと思い選びました」

 そう答えた僕に質問は続く。
「そのようなビジネスパーソンになるためにどのようなことを1~2年の時に学びましたか」

「基礎的なミクロ・マクロの経済学はもちろんですが、政治系の科目に関しては積極的に履修してきました。経済と政治に関してはきっても切り離せない関係にあると感じており、政治がどのように意志決定されているのか、また、世界の中で日本がどのようなスタンスにいるのか、歴史的・理論的に学んできたつもりです」

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