(第3回)社会で活躍するために、大学1、2年の時に何を学んだか(前編)

Perfect!!!
 今、思い出してみても、かなり凄いことを確固たる信念で述べている。当然僕は希望通りのゼミに入ることができたわけだが、もしかして、今の僕より賢いんじゃないか?と思ってしまう。

 今でこそ、仕事柄、自ら面接を担当したり、面接方法の研修を行ったりすることが多くなったが、面接のときに答えるべき内容が、この短い会話に凝縮されているので少し解説したい。きっとゼミ選択のみならず、近い将来、就職や転職の際に役立つことだろう。

 面接の時に面接官が確認することはいくつかあるが、基本中の基本として、次の5つを抑えておくといいだろう。

(1)目的意識が明確である。(=志望動機にも繋がる)
(2)目的の実現に向けて実際に行動している。
(3)行動するだけでなく、結果を残している。
(4)自分の意見を述べることができている。
(5)意見・考えがユニークである。

 「(1)目的意識」は、考え方や、価値観、志望動機に繋がる。また、自ら目標を立てることができる人材であるかどうかを見極める際にも利用できる。
 「(2)行動」はより重要だ。行動のない人は、目的や発言の裏付けが取れないために、面接官としては彼の述べていること、意志が本当かどうか、判断できなくなってしまう。
 「(3)結果」これもまた重要で、行動するからには、結果を残す必要がある。僕の場合は成績表で特定分野の単位が軒並みA評価だったので説明する手間が省けたが、就職活動の面接ではより詳細に、どのように考え行動し、困難や問題に当たったときにどのように工夫して乗り越えたかを詳しく話すことが求められる。転職の時は、前職での評価や残した結果、学んだことがそのまま評価に繋がる。
 「(4)自分の意見」は、考える力の評価に繋がる。企業によっては「地頭が良い」という評価にも繋がる。
 「(5)ユニークさ」は、差別化要素だ。高い能力の人たちが競い合う競争環境下では、「違い」や「変化」を生み出せるユニークさを併せ持つ必要があるだろう。ゼミの面接の場では40人ぐらいが面接を受けたが、英語に関して積極的に学んだという人は多かったものの、政治について積極的に学んできた人は僕ぐらいだった。英語は既に「国際経済学のゼミ」という市場ではコモディティ化しており、評価の対象とならなかったかもしれない。(コンサルティング会社の就職活動の際に、ロジカルシンキングがコモディティ化しているのと一緒の現象だ。)

福井信英(ふくい・のぶひで)
慶應義塾大学在籍中にジョブウェブと出会い、インターンシップ生として働き始める。
大学卒業と同時に(株)日本エル・シー・エーに就職。経営コンサルタントとして、学校法人のコンサルティングに取り組んだことをきっかけに、2003年3月に(株)ジョブウェブに転職。
現在、新卒事業部の事業部長として、企業の採用活動のコンサルティングや学生を対象とした各種リサーチ、教育研修コンテンツの作成に取り組む。
1977年生まれ。富山県出身。
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