4月に新社会人となり、初めて仕事相手にメールを出すようになって、LINEやメッセンジャーとの使い勝手の違いに戸惑っている人は多いのではないでしょうか。特に営業関係の業務にかかわる人は、メールのあまりの返信の少なさに挫折を味わっている人もいるでしょう。
『カッコウはコンピュータに卵を産む』 という1980年代中頃に実際にあったハッキング事件のノンフィクションがあります。ネットのセキュリティ系の本としては、古典と呼んでもいい部類の名著です。上質のミステリーを読んでいるかのようなこの本、ところどころにインターネット黎明であるが故の表現がいくつも出てきます。
その中のひとつに「なにはなくともメールは通せ」という一説があります。これは何を意味しているのかというとネットでのコミュニケーションの第一歩はメールから始まるということを意味しています。それをこう表現するんだなあと感心しました。
そんな時代から、30年程度時間が経過しました。メールは死んだ、メッセだ、LINEだなんだと言われるようになってからですら、もう何年も経っています。スパムメールはなくならないし、実際私も細かいやり取りについては、メッセでやることが多くなっています。
LINEが便利でも、メールはなくならない
ところがやっぱりメールはなくなりません。スマホ時代になり、HTMLメールが当たり前になった結果、メルマガなんてむしろプッシュメディアとして息を吹き返している部分さえあります。そもそもメールって、最初はEメールと呼ばれてましたよね。そもそもメールって、英語では郵便という意味ですしね。あのEって、いつ頃からなくなったんでしょうね。
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