また間が空いてしまいましたが、「メールの作法」の第5回です。前回「個人のメールをスマホで使うならGmail一択です」という話をしました。今回はその続編とも言えるGmailを使いこなす話です。個人的にもよく質問される内容です。
Gmailを使いこなす話に入る前に、そもそもGmailはどういう存在なのか、ということについて簡単に振り返っておきます。
Gmailはグーグルが2004年から提供している無料のメールサービスです。今、普通に使われているウェブメールは、ほぼすべてこのGmailをお手本にしていると言っていいほどのサービスです。利用者は世界中で数億人と言われています。
ウェブメールの歴史を変えた「Gmail」
2004年のスタート時から、無料メールでありながら、メールの容量は1GB(現在は15GB)ありました。優秀な迷惑メールフィルターや高い検索機能、画面移動を減らした操作性で、ウェブメールの歴史を変えてしまったほどの革新的なサービスです。
グーグルはネット企業を代表する会社であり、つねに革新的なサービスを提供しているイメージがありますが、その中でも歴史的な意味と重要性で言うと、検索とグーグルマップとこのGmailがトップ3と言えるでしょう。それぐらいにGmailの登場は革命的だったのです。
そしてグーグルという企業の恐ろしいところが、サービスへのテコ入れの手綱を緩めないところです。グーグルマップで言えば、ストリートビュー。そもそも革新的なサービスにでさえ、さらに革新を重ねてくるのがグーグルという会社なのです。
そして、約2年ほど前に最初はベータ版としてリリースされたのが、アプリ「Inbox by Gmail」です。
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