「小木曽さん、うちの生徒がツイッターで炎上させてしまいました。御社にご迷惑をおかけするかもしれません……」
ちょうど1年前、三重県での講演を終えたばかりの私が受け取ったのは、切羽詰まった先生からのメールでした。
(ツイッターで炎上? でも、なんでウチが関係するんだろう……)
不思議に思いメールを読むと、送り主は以前お伺いした高校で、生徒指導を担当する先生。これまでにも、学校の先生から炎上のご相談を頂くことはあったのですが、今回はちょっと様子が違います。急いでネットを検索してみたところ……迷惑どころか思わずニンマリしてしまうような「うれしい炎上」が起きていたのです。
ネットで絶対に失敗しない方法
前回は、ネットへの書き込みは「スクランブル交差点」と同じ、ネット炎上は「交通事故」、しかも必ず個人特定されるから、炎上させてしまった投稿は「消しちゃダメ」、ということをお話ししました。
今回はその続き、「そもそも事故は起こさない方がいい、だったら『ネットで絶対に失敗しない方法』を知りましょう」というお話です。実は、冒頭の「うれしい炎上」にその答えが隠されています。
話は昨年2月、くだんの高校で先生向けの講演を行った時にさかのぼります。講演テーマはもちろん「ネットで絶対に失敗しない方法」。講演も佳境に入り、そろそろ終了時刻という頃でした。
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