その書き込み、玄関に貼っても大丈夫ですか 「ネットの書き込み」は「玄関の貼り紙」と同じ

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● 暴言を投稿し続けた会社員。個人特定され降格・懲戒
● 車内で他人を撮影、誹謗中傷した学生。個人特定され停学
● タレント来店を投稿。個人特定され会社HPで謝罪文

どれも決して玄関に貼らないものでしょう。これまでに起きた数多くのネットの事件、トラブル投稿で、「自宅玄関に貼れたであろうモノ」は、ほぼありません。逆に「玄関に貼れるモノ」なのに、それが原因でトラブルになったケースも見つけられませんでした。

自宅玄関に貼れるものがネットの限界。だから、自宅ドアを基準に判断すればOK。これがネットで絶対に失敗しない方法です。

賛否両論も、年齢層でくっきりと

さて、冒頭のうれしい炎上の話に戻ります。「玄関ドアの写真」は毎回講演でも使っているのですが、くだんの高校より「生徒指導でも使いたい」とのご要望をいただき、画像データを差し上げました。

うれしい炎上の火の元は

それに先生がコメントを加えて教室に貼り出したところ、ある生徒がツイッターに投稿。それが話題となり、2万回以上の賛否両論リツイート、最終的にはツイッターのトレンドワードにまで上がりました。

皆さんの反応は、反対・賛成に大きく分かれます。

反対意見(主に若年層)
 ・玄関に貼れないものを載せるからネットは面白いんだよ
 ・現実では言えないこと、だからネットに書くのです
 ・「おはよー!」だって玄関に貼ったら変じゃない?
賛成意見(主に成人層)
 ・わかりやすい良い例え
 ・子供に情報リテラシーを教える時に使える
 ・これに否定している人たち、いつかネットで失敗しそう

 

「そのツイート玄関に貼れますか?」とネットで検索すると、今でも当時の議論がたくさん見つかります。そして面白かったのが、皆さんの賛否が、見事に「年齢層」で分かれたという点です。

若年層であれば、炎上しない程度の「アホな投稿だな」「書かなければいいのに」は許されます。でも大人はそうはいきません。社会的な評価・信用に直結し、失われたモノは取り返せないのです。

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