「歩きスマホ」、どうして目の敵にされるのか

悪いのはスマホではない!

時代の移り変わりと共に…

いやあ、先日とんでもないモノに遭遇しました。竿ダケ屋の軽トラックがのんびり走っていたんですが、なんだか様子がおかしい。運転席に目をやると、何とそのドライバー、文庫本を読みながら運転していたんですよ!

思わず荷台の竿ダケでひっぱたいてやろうかと思いました。

運転しながら、歩きながら…今も昔もダメです

この連載の記事一覧はこちら

もちろん、こんな光景を目にすることは稀だと思いますが、信号待ちでスマホをいじっているドライバーなら、けっこう見かけますよね。街中では「歩きスマホ」もよく見る光景です。どちらも危ない、良くない行為、なんですが……

「歩きスマホ」「ながらスマホ」

実は私、この「●●スマホ」という表現があまり好きではないのです。まるでスマホのせいで起きているみたいですよね。「えっ?だってそうでしょう?」と思われるかもしれませんが、本当にそうでしょうか。

ほんの十数年前まで、サラリーマンの朝の出勤風景なんて「歩き新聞」だらけでした。もっと昔なら、プラス「歩きタバコ」でしたよね、危ない危ない。

さらに時代を遡れば、かの偉人、二宮金次郎。歩きスマホの元祖みたいな方です。現代でも通用するような合理的な経済政策を打ち立て、思想家・実践家としても名を馳せた二宮金次郎ですが、万が一、当時の彼が銅像のように夢中になって読書をしているタイミングでふらふらと馬車にアタックしていたら、その後の話も大きく変わっていたでしょう。

もちろんコレ、昔のサラリーマンや偉人の金次郎でさえもやっていたことだから「歩きスマホも問題ないんじゃね?」という話ではありません。全部ダメです。

次ページ周りに迷惑をかけるからダメ
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 家族の法廷から
  • 競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 今さら聞けない競馬のキホン
  • ソロモンの時代―結婚しない人々の実像―
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
好業績の裏で検査不正<br>スズキ「鈴木修経営」の光と影

5月10日の決算会見に登壇し完成検査の不正を詫びたスズキの鈴木修会長。不正は組織的・構造的な問題か、現場への目配り不足によるのか。長年にわたるカリスマ経営の副作用を指摘せざるをえない同社のガバナンス体制を詳解する。