アメリカの大学・ニッポンの大学 苅谷剛彦著 グローバル化時代の大学論
グローバル化の下、大学も国境を超えた競争にさらされている。大きく立ち遅れた日本の大学は、ティーチングアシスタント(TA)制度やシラバス、授業評価といった米国発の制度を取り入れ改革を目指したが、いまだにその有用性は見えてこない。かつて日本の大学教育の空洞を埋めていた高い受験学力も消え失せた今、日本の大学はなお模索を続けている。
教育社会学者として日米英の大学で教鞭を執った著者が、20年前に出版した同名著書に、新たな日米大学比較論を加えて新書化。問題があることがわかっていても変えられない日本の大学と根強い社会構造、20年の時を経てより深刻化する日本の大学教育に警鐘を鳴らす。
中公新書ラクレ 882円
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