人柄を感じる「魂のエントリーシート」とは?

テクニックより「自分らしさ」をわかりやすく

面接ではエントリーシートに書いたこととの矛盾が表れてしまう(写真:msv/PIXTA)

リクルートキャリアの就職みらい研究所の調査では、エントリーシートを導入している企業は、65.2%(「就職白書2016」より)。従業員5000人以上の企業では7割を超えており、就職活動をしようと思う多くの学生にとって、避けて通れないものになっています。

リクルートキャリアでは、昨年に引き続き、今年もリクナビでエントリーシートのアドバイスサービスを実施し、すでに『リクナビ2017』の利用者約4000名にエントリーシートのアドバイスを終えています(アドバイスサービスの申し込み受け付けは終了しました)。

ここでは、多くの企業で求められる「自己PR」と「学生時代に力を入れたこと」の2つの項目について、実際に学生の皆さんが書いた内容について、一人ずつ個別にアドバイスを返信していますが、皆さんの内容を見ていると、人によって準備状況に大きな差があると感じています。

今回は、そんな「2017年卒」の皆さんのエントリーシートの内容から感じたポイントを中心にいくつか紹介したいと思います。

見せ方の工夫よりも「中身」が大事

就職四季報プラスワンの過去記事はこちら

企業へのエントリーシートの提出が始まったこの時期ですが、強調したい部分をカギかっこでくくったり、自分の特徴を表すキャッチフレーズをつくって、締めの言葉にそれを用いたりと、さまざまな工夫を凝らして事前にかなり準備したことがわかるものがあります。一方で、とりあえず大急ぎでわーっと書いてみたことが容易に想像されるエントリーシートもあります。

明らかに準備不足なものはともかくとして、もう一方の“工夫を凝らした”エントリーシートがいいかというと、必ずしもそうとは言えません。なかにはテクニックに走りすぎていて、その人らしさが伝わってこないものもあります。もちろん、伝え方を工夫することは大切で、しないよりしている方がいいのですが、見せ方だけを気にしても、中身がなければ意味がありません。

そもそもエントリーシートは、応募者の多い企業が、全員と面接するのは難しく、とはいえ「人物重視」で選考するために、何とか書類でも人物がわかるようにと始まったものです。現在では、多くの企業が面接における「人物」を知る手がかりの一つとして実施しています。

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