これから4回にわたり、女子学生が陥りやすい「就活の失敗」について連載していきます。第1回目のテーマは「生真面目さ」。のんびりした男子学生が多いのに対して、女子学生はしっかりと準備する方が多いようです。それだけ、就活へのモチベーションが高い女子学生が多いと言えますが、その「生真面目さが仇となる」こともあります。一体どういうことでしょうか。
自己分析が終わらないと何もしない
真面目な女子学生の多くは、就活を受験勉強と同じように捉え、一から順番にこなしていこうとしがちです。私がある就活イベントで会ったA女子大学のK子さんがまさにそのタイプでした。彼女の志望業界は商社。時事問題にも詳しい優秀な女子学生でした。
そのK子さんが聞いてきたのが、「冬のインターンシップは志望業界を絞ったうえで、志望順位が高いところに行くべきですか?」との質問です。
3月に採用広報が解禁される前のインターンシップは、そのほとんどが1日インターンシップで、実質的には会社説明会・セミナーです。志望業界を絞っても絞らなくても、志望順位が低くても高くても、たくさん参加すれば視野が広がります。そう話しても、K子さんは納得しません。聞いてみると、3年生12月の段階でまだ自己分析をしている最中でした。
「買った自己分析本が分厚くて、なかなか仕上がりません。私、昔からきっちりしていないと気が済まなくて。だから、この本が仕上がるまではあまりほかのことをやりたくないんです」とK子さん。
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