「生真面目な女子」ほど就職に失敗する!? 女子学生が就活で陥りやすいワナ<1>

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つまり、資格取得が就職にダイレクトに結ぶ付くことは少ないのです。大学の勧めに従って生真面目に勉強して資格を取っても、就職には役立たないこともあるのです。

では、資格がまったくのムダかと言えば、そんなこともありません。資格を取得したということは一定期間勉強したということですから、自分が努力家であるという証明にはなります。また、資格取得の勉強で培った能力をいかに仕事に活かすかを話せば、採用担当者の印象も変わってくるでしょう。

失敗を恐れると内定が遠のく

ようするに、「資格を取得して安心してしまうのではなく、その経験をいかに活かしていけるか」が重要なのです。 

生真面目に受検勉強をして大学に受かった学生は、その成功体験を就活にも活かそうとします。しかし、受験とは違って、就活には正解がないのです。失敗を恐れると内定が遠のきます。

むしろ、学校の成績が優秀でなかった学生のほうが、失敗を恐れずにチャレンジして就職に成功することもあります。完璧を追い求め過ぎるゆえに途中で疲れてしまい、就活のゴールを見失ってしまっては実にもったいないです。
 

石渡 嶺司 ライター・大学ジャーナリスト

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いしわたり れいじ

1975年札幌生まれ。東洋大学社会学部卒業。編集プロダクションなどを経て2003年から現職。大学選び、就職活動をテーマにした執筆活動に定評がある。2008年から高校生向け進路ガイド『時間と学費をムダにしない大学選び』(中央公論新社、共著)を毎年刊行。
主な著書に『就活のコノヤロー』(光文社新書)、『就活のバカヤロー』『アホ大学のバカ学生』(光文社新書、共著)、『教員採用のカラクリ』(中公ラクレ、共著)など。2015年は『300円就活準備編』、『300円就活面接編』(角川書店オリジナル電子書籍)、『時間と学費をムダにしない大学選び2016』(中央公論新社、共著)、『女子学生はなぜ就活で騙されるのか」(朝日新書)を刊行。JCAST、毎日新聞大阪版、北海道新聞などで連載中。
 

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