毒ヘビ一撃!美脚ヘビクイワシの強烈キック

体重の5倍の破壊力は義足にも使える

写真をクリックすると動画サイト(英語)にジャンプします

体重の5倍もの力がかかったキックでヘビを倒す鳥に関する研究が進んでいる。この書記官鳥(ヘビクイワシ)は、サハラ砂漠以南のアフリカ地域の原産で、生き残るために毒ヘビさえも蹴り殺して食べる。

タカやワシの管理組織である英ホーク・コンサーバンシー・トラストの保護調査責任者、キャンベル・ムルン博士は、書記官鳥について「分類学上、猛禽類の中でも際立った実にユニークな鳥だ。無脊椎動物や小さな哺乳類を追いかけて蹴りつけて倒し、食べてしまう」と語る。

英国の研究者は、地中に埋め込んだプレートの上で書記官鳥にゴム製のヘビを蹴らせることで、キック力は最大195ニュートン(重量にして約20キロ)との結果を得た。足がヘビに当たっているのは僅か15ミリ秒と、まばたきする時間の10分の1だ。

義足の開発にも活用可能

ムルン博士は「私に例えれば、0.5トン近い力で地面を蹴っているようなもの。重要なのは、立ったままの体勢で体重の5倍もの威力のキックを繰り出していることだ」と説明。今回の調査結果は、人間の義足を進化させる上でも役に立ちそうだと述べている。

書記官鳥は生息地が限られているあおりで、数が減っているとみられる。保護主義者はデータ収集を進めてその生態に関する理解を広げ、彼らが生存とキックを続けられるようにしたいと望んでいる。

政治・経済の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ソロモンの時代―結婚しない人々の実像―
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 世相をリアルに映し出す 流転タクシー
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
コロナでもブームは過熱中<br>不動産投資 天国と地獄

家計のカネ余りを背景に、マンションやアパートなどへの投資熱は冷める気配がありません。しかし、不動産投資にリスクはつきもの。先行きが見通せない状況で、何が優勝劣敗を分けるのでしょうか。現場の最前線を追いました。

東洋経済education×ICT