Step2では、洗い出したリスクの一つひとつに対して、どの程度起きてしまいそうなのか、起きてしまった場合どれくらい影響があるのかを評価します。それぞれ「高・中・低」などの3段階で評価し、図のような「リスク評価マトリクス」に貼っていくと把握しやすく、関係者で共有しやすいでしょう。
Step3では、各リスクへの対応策と担当者を決めます。リスクへの対応は以下の4つのパターンを参考にしてみてください。
対応パターンを知り、あらかじめ不安を払拭する
私がコンサルタントになった頃、当時の社長が「コンサルタントがリスクを回避し続けたら、お客様の期待を超えるような成果は出せない。リスクをコントロールできてこそ、コンサルタントだ」と言われ、「ミッションインポッシブルの世界……?」と、どんなリスクの高い仕事をさせられるのかとビクビクしました。今となっては、確かに無難なことばかりをやっていては、成長も発展もなく、価値を出せないことはよく理解できます。とはいえ、無茶なチャレンジをしていては身が持ちませんから、このような対応パターンを知り、コントロールして、事後対応に追われず、不安を払拭して安眠できるようにするとよいですね。
Step4は継続的にリスクの変化を見続けます。リスクを洗い出した時から、状況が変わってくると、新しいリスクが増えたり、逆にもう起こることはなくなったりします。1週間ごとや1カ月ごとなど定期的にリスクをチェックしましょう。
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