キャリア女が「主夫」を受容できない根本理由 消えない役割分担意識が生む「主夫=ヒモ」説

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白河:某有名企業で取材したときに、営業女性が10年で10分の1になっているというのを聞いて、これはゆゆしき事態だと思いました。そこで何か手を打つべきだとは思うのですが、マッチョな長時間労働を一気になくすというのも、また難しいことです。

「男の魅力」の考え方を変えてみよ

白河:そこで「主夫」の話に戻りますが、そういうマッチョな環境の職場にいて、仕事が好きな女性は、自分よりも仕事の野心はないけれど、家庭的なことをやってくれるような男の人と結婚したほうが、産み時を逃さないで済むよ、っていうことなんですよね。太田さんの営業部女子課にいらっしゃるような女性には勧めたい戦略ですよ。

仕事ができる女性はみんな悩むじゃないですか。仕事は好きで、けっこうおカネも稼いでいるけど、結婚も出産もしたい。それならば、ほどほどに仕事をして、一方で家庭をメインで守ってくれるような男性をパートナーとして選ぶ手もあるのではないかと。

自分に仕事・稼ぎで勝るとか、そういうところを「男の魅力」だと思う気持ちを捨てたら、楽になれるんじゃないでしょうか?

太田:20代だと、これがなかなか捨てられないんですよね……。

(構成:ラリー遠田 撮影:名鹿祥史)

営業部女子課とは、主宰の太田彩子が2009年に立ち上げた、営業女子を応援するためのコミュニティです。女性営業職の活躍を拡げることで、結果男女ともに輝きながら働ける社会創造を目指しています。詳しくはこちらをご覧ください。
講演・セミナーのお問い合わせはこちら → kouen@yoshidamsaki.com
太田 彩子 「営業部女子課」主宰

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おおた あやこ / Ayako Ota

一般社団法人 営業部女子課の会 代表理事(「営業部女子課」主宰)。早稲田大学卒業後、リクルート・ホットペッパーの企画営業として社内表彰であるMVP制度にて表彰を複数回受ける。その後独立し、ダイバーシティプロジェクトや女性活躍支援に携わり、のべ5万人以上の女性営業を支援してきた。2009年より営業女子のための応援コミュニティ『営業部女子課』を全国で展開し、営業女子の活躍を目的とした勉強会やイベントを開催。NHK「グラン・ジュテ」や日本テレビ「news ZERO」、日経新聞などメディア出演多数。代表著書に『売れる女性の営業力』(日本実業出版社)、『1億売るオンナの8つの習慣』(かんき出版)、『営業女子 働き方の基本がわかる教科書』(プレジデント社)などがある。内閣府特命担当大臣表彰「平成28年度女性のチャレンジ賞」受賞。日本政府主催「WAW!2016」アドバイザー。株式会社ベレフェクト代表取締役。アライドアーキテクツ株式会社社外取締役。太田彩子ブログはこちら。営業部女子課サイトはこちら

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