白河:某有名企業で取材したときに、営業女性が10年で10分の1になっているというのを聞いて、これはゆゆしき事態だと思いました。そこで何か手を打つべきだとは思うのですが、マッチョな長時間労働を一気になくすというのも、また難しいことです。
「男の魅力」の考え方を変えてみよ
白河:そこで「主夫」の話に戻りますが、そういうマッチョな環境の職場にいて、仕事が好きな女性は、自分よりも仕事の野心はないけれど、家庭的なことをやってくれるような男の人と結婚したほうが、産み時を逃さないで済むよ、っていうことなんですよね。太田さんの営業部女子課にいらっしゃるような女性には勧めたい戦略ですよ。
仕事ができる女性はみんな悩むじゃないですか。仕事は好きで、けっこうおカネも稼いでいるけど、結婚も出産もしたい。それならば、ほどほどに仕事をして、一方で家庭をメインで守ってくれるような男性をパートナーとして選ぶ手もあるのではないかと。
自分に仕事・稼ぎで勝るとか、そういうところを「男の魅力」だと思う気持ちを捨てたら、楽になれるんじゃないでしょうか?
太田:20代だと、これがなかなか捨てられないんですよね……。
(構成:ラリー遠田 撮影:名鹿祥史)
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