就活生よ、性急な「ブラック認定」で損するな 「売り手市場」に苦悩する、採用担当の頭の中

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インターンシップの段階での「決め付け」で、損していませんか?(写真:anzphoto_Inc, / PIXTA)

あけましておめでとうございます。多くの皆様にご指導、ご支持いただきながら、こうして今年も新しい年を迎えることができました。本年も「こちら営業部女子課」をよろしくお願いいたします。

さて新年一発目に選んだテーマは「インターンシップ」です。インターンシップ(「インターン」と呼ばれることが多いですね)はここ最近、採用する側・される側双方にとって「予行練習」のような機会を得られるということで、多くの企業で導入されるようになりました。

そこで今日は、いつもとは若干目線を変え、就活を控える学生さんたち向けに「人事担当のリアルボイス」をお伝えしたいと思います! もちろんインターンを受け入れる側である企業の皆さんも、今年の採用活動に役立てていただけるはずです。

短期間で認知向上を図ろうと躍起に

2017年卒の就活では、選考開始の時期が8月から6月に再度変更されることが話題になっています。時期が早まることは、企業にどのような影響を及ぼすのでしょうか? 某企業の人事担当の方に伺いました。

人事担当 「8月1日から6月1日に変更されたことで、3月1日に採用広報活動を開始すると、採用広報にかけられる期間は去年(2016年卒)より2カ月短い3カ月間となります。企業は、かつてない短期間で自社に対する学生の認知度を上げなければならなくなります。

それにより、採用広報活動以前に仕事内容の認知向上を図れるインターンがますます重要になり、導入する企業も増えていくはずです」

なるほど。加えて学生に有利な「売り手市場」になることで、企業の対応もより手厚くなるということですね。インターンを主催するにあたっての、社員・社内の空気感には変化があるのでしょうか?

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