「国旗」の真実をどれだけ知っていますか 日の丸の原型が登場したのはいつ?

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81. エジプト、ザンビア、メキシコなどの国旗には単頭の鷲が描かれている

82. メキシコの国旗の紋章は「鷲が蛇をくわえてサボテンにとまっているところに都を築け」というアステカ時代の建国伝説に由来する

83. ほかに国旗に登場する鳥は、ウガンダのカンムリヅル、ドミニカのインコ、パプアニューギニアの極楽鳥、キリバスのグンカンドリ、グアテマラのケツァールなど

84. ケニアの国旗にはマサイ族の盾と槍がデザインされ、ほかにイランやオマーンなどが武器をモチーフにしている

85. ボスニア・ヘルツェゴビナの国旗はEU旗にならった青地に星のデザイン。1998年の長野五輪で初披露された

86. 国旗は原則として日の出から日没まで掲揚する

87. 雨天の場合は屋外に掲揚しない

国旗を掲揚するときの決まりごと

88. 屋外で日本国旗のみを掲揚するとき、建物の内側から見て右側、外側から見て左側に掲げるのが原則

89. 国旗掲揚のプロトコールとして、複数の国の国旗を並列して掲揚する場合、向かって左側が上位となる

90. 2カ国(自国の国旗と国旗)を併揚する場合は自国国旗に最優先権が与えられる

91. ただし日本では特に外国旗に敬意を表す意味から外国旗を上位(向かって左)に掲揚する

92. 3カ国の国旗を併揚する場合は、自国国旗を中央に、外国旗はアルファベット順で先順位を左側に配置する

93. 国旗を縦に掲揚する際、多くの場合は時計回りに90度まわして掲げる

94. ただし、ドイツは向かって左が黒、カナダは葉の先端部が向かって左になるよう、縦に掲揚する場合の向きが決まっているなど、例外があるので注意が必要

95. 星条旗は縦型掲揚でもカントンがつねに左上にくるようにしなければならない

96. ブラジル、オランダ、エチオピアなど、普通仕様の国旗を縦に吊るして掲げることを認めていない国もある

97. サウジアラビアやリヒテンシュタインなど縦型掲揚用にレイアウトを変えた専用旗をもつ国もある

加盟国の承諾のもと、各国の国旗を縦横2:3の比率にしている(写真 :隣野 / PIXTA)

98. 1本の旗竿に複数の国旗を併揚するのは重大なマナー違反となる

99. 2カ国以上の国旗を併揚する際、国旗の大きさと材質、掲揚する高さはできる限り同じにしなければならない

100. 国際連合では加盟国の承諾のもと、各国の国旗を縦横2:3の同じ比率で統一して扱っている。

(文:森谷 美香/モノ・マガジン編集部)

参考文献・HP/『世界が見える国旗の本』(笠倉出版社)、『世界の国旗図鑑 歴史とともに進化する国旗』(偕成社)、『世界の国旗 国旗の由来・配色の意味から、正しい比率と色まで』(新星出版社)、外務省、ほか関連サイト

 

モノ・マガジン編集部

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『モノ・マガジン』はワールドフォトプレス社が発行するモノ情報誌。原則、隔週で発行している。公式サイトhttp://www.monomagazine.com/

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