学芸大は挫折した元エリートが住む街だった 41歳の拓哉に訪れた、再度の挫折と転機
春香と話した結果、引っ越し先に選んだのは「学芸大学」です。広尾のような都心からは若干離れますが、渋谷まで急行で6分と都心に出やすく、家族住まいが多い住宅街です。
駅を出て西口・東口共に商店街になっていて、スーパーやドラッグストアも多い。毎週のように港区のレストランを徘徊していた広尾時代と比べ、自炊に向く、地に足のついた暮らしができそうな街です。
新しい住まいは鷹番2丁目で2LDKの賃貸マンションにしました。家賃は18万円。58平米とさほど広くはないけど、まあ暮らせないこともないです。ばびろん系列でも、マテリアル・ガールでもない春香は広尾のビンテージマンションに固執することもなく、「学芸大学って住みやすいのね。案外気に入っちゃった。拓哉さん、働いてない分、晩御飯くらい作ってね」と言ってくれています。なんて柔軟性のある子なんでしょうか(笑)
ハローワーカー・拓哉おすすめのお店は?
学芸大学はハローワーカーな僕でも(笑)気軽に入れて、懐が痛まないおいしいレストランがいくつかあります。人気筆頭は『オステリア バル リ.カーリカ』でなかなか予約が取れないらしいけど、夜遅めに行くと案外入れるらしいです。最近オープンしたらしい、『地中海料理 Oliva』も気になります。
駒沢通り沿いの洒落たカフェ『エンポリオ』もお気に入りです。茶そばのペペロンチーノという珍しいメニューがあります。反対側の目黒通り沿いまで行けば、スタイリッシュな空間が魅力のホテルも擁する複合施設の『CLASKA』もあります。ここでたまに10時とかに遅めの朝食を食べますね。
あと、お隣の都立大学にはなるけど、少し足を伸ばしてでも行きたいのが有名中華の『わさ』。ここの炒飯は本当に美味いので、遠方からでも赴く価値アリですよ。
最近、ネットで見たマンションポエムの話で、「渋谷、代官山、中目黒、そして学芸大学」という野村プラウドのコピーを見かけました。無駄に「そして」がついてないなと少しだけ納得できるほど、案外充実してますよ?学芸大学。
この駅名を並べただけのコピーに「祐天寺の立場は?(笑)」というツッコミが多くあったようですが、とにかく学芸大学はバランスのとれたいい街ですよ。プラウドも意味がないようで、深いコピーを書いてきますね(笑)。
あ、残念ながらうちは「プラウド学芸大学」ではありません。