地元で結婚したい人が取るべき「2つの行動」 最高に「しっくりくる」人は近くにいる!

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「でも、教室の生徒さんとは恋愛禁止だと思っていました。清水くんも(公私混同は)嫌がるだろうし……」

真面目な口調で語る啓一さん。同じく没頭する性質の加奈子さんのほうは、自分の担当講師でもない啓一さんは眼中にすらなかったようだ。そこでアシストをしてくれたのはコーヒーショップの店長である美智乃さんだった。

「美智乃ちゃんはお節介という感じではないのですが、会話の中で啓一さんの情報をときどき入れて来たんです。私がスペアザ(日本のバンドSPECIAL OTHERSの通称)が好きだと言うと『大西くんもスペアザのファンらしいよ』とか、テルミン(ロシア発祥の電子楽器)をやっていると話すと『大西くんもテルミンやっとるよ』とか……。

実は「自転車で10分」という距離感

啓一さんも参加した少人数での忘年会にも呼んでくれて、そのときにお互いの連絡先を初めて交換しました。でも、啓一さんに恋愛感情があったわけではありません。清水夫妻とその周りの人たちがすごく素敵でがんばっているので、その輪の中に入りたいなという意識が強かったです」

その後、デートを重ねるにつれて、加奈子さんの気持ちは穏やかで優しい雰囲気を漂わせる啓一さんに傾いていった。喫茶スロースおよびギター・ウクレレ教室という共通点に加えて、会社員の啓一さんが一人暮らしをしているアパートが加奈子さんの実家から自転車で10分(学区内!)という奇遇が重なったことも大きい。2人姉妹の長女である加奈子さんは、結婚後も実家まで自家用車で10分のところに住み、啓一さんと一人息子との3人暮らしをしている。

子育てを含めた結婚後の生活を考えた場合、地元からできるだけ近い地域に住みたがる男女は少なくない。30代になって仕事や生活のスタイルが固まってくると、この傾向はますます強くなる。堅実になったとも言えるが、それだけ結婚相手に求める条件が増えることにもつながり、結婚が遠のく要因にもなりかねない。

30代半ばを過ぎた男女が地元で恋愛結婚をするためにはどうすればいいのか。それを考えるのは本連載の趣旨ではないが、加奈子さんの事例はヒントになると思う。学校および会社つながりでは恋愛対象となる異性がほとんど結婚してしまっているのであれば、「喫茶スロース」のような飲食店の常連になることは出会いのチャンスを増やす。

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