明日から8月。帰省するたびに、「また独りで帰って来たのね。そろそろお嫁さんを見せて」というプレッシャーを肉親から受ける独身男性(未来の晩婚さん)の読者も少なくないだろう。
筆者自身も晩婚であり、現在の妻と結婚をするまでは親兄弟にひたすら心配をかけて来たので他人事ではまったくない。
日常生活から離れる帰省は、出会いのチャンスでもある。お見合い話が待っているかもしれないし、幼なじみと再会することもできる。気の利いた既婚者ならば、独身のあなたに「いい人」を紹介してくれるかもしれない。
しかし、加齢とともに恋愛・結婚の主戦場から遠ざかってしまうのは事実である。筆者の場合は、36歳ぐらいから口臭や体臭(加齢臭)が強くなった。若い女性と対面すると自慢や説教めいたことを言うようにもなった。完全におじさんである。
恋愛・婚活コンサルタントが晩婚だった理由
中年男性専門の恋愛・婚活コンサルタント・青木一郎さんの『40歳からのモテる技術』(PHP文庫)によると、40歳以上の男性のモテない原因は大きく3つある。
●女性とのコミュニケーション不全
●慢性的な出会い不足
いずれも自分に当てはまる、と感じる男性は筆者だけではないだろう。青木さんに会い、「夏休みの宿題」を出してもらいたい。ちゃんと実践すれば、休み明けに(少しは)モテる中年に変身できるはずだ。
インタビュー前に青木さんに会ってみたところ、50歳とは思えない若々しい風貌で、2014年11月に24歳年下のキャリア女性と結婚したという。青木さんも「晩婚さん」だったのだ。しかも初婚。年の差婚の現実にも興味があるが、49歳までなぜ結婚しなかったのかが気になる。まずは青木さん自身の話を聞くことにした。
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