都合がいいときに都合がいい相手とだけ遊んでいては、心の充足を得られないことがようやくわかりました。享楽的な生活を続けている人には必ず破滅が待っています。セックス中毒になってしまうハリウッドスターなどは典型例ですね。
付き合ってみたら極度の「かまってちゃん」だった
――青木さん、中間決算の時期が10年ぐらい遅くないですか(笑)。でも、反省してから相手の女性を見つけて結婚するまでは1年足らず。さすがですね。出会いを教えてください。
フェイスブックです。知り合いのタイムラインを見ていて、キレイな女性がいるなーと思ってメッセージを送りました。「たまたま見かけたのですが、ワインがお好きなんですね」といった典型的な文章ですよ。その後、連絡の場をLINEに移行しました。数カ月に一度、『永遠のゼロ』を僕も見ましたといった、たわいもないやり取りをしただけです。
最初にデートをしたのは半年後です。それまではお互いのスケジュールが合いませんでした。特に向こうは、仕事が猛烈に忙しかったようで、たまたま予定が空いた夜に食事に行くことができたのです。
当日、向こうがとにかくしゃべり続けていました。僕はひたすら聞くだけ。フェイスブックではキツい印象でしたが、実際に会うと穏やかでしっかりとしていてすてきだな、と感じました。でも、付き合ってみたら真逆だった(笑)。極度の「かまってちゃん」、究極の寂しがり屋だったのです。1カ月後には一緒に住み始め、結婚してすぐに子どもができました。
――青木さんの同世代にもすてきな独身女性は多いと思うのですが、やっぱり「若くてキレイな人」がよかったのでしょうか?
30代の頃は、若い子が好きだったのは確かです。でも、40歳を過ぎてからは、年の近い女性たちの美しさに引かれるようになりましたね。私は今、中年男性の恋愛と婚活を切り口に仕事をしていますが、次のテーマは「熟女礼賛」です。日本が世界に誇れるのはアニメだけじゃない。熟女だと思います。フリーアナウンサーの八木亜希子さんなんて最高ですからね。
妻と初めて会ったとき、子ども好きだというので「サッカーチームを作れるぐらい子どもを作ろうか」なんて気楽に言っていましたが、我に返って背筋が寒くなった記憶があります。30年くらい先まで、仕事もプライベートも現役を続けるのは途方もないことに思えたからです。24歳年下の妻とは体力差もありますし、私が先に死ぬかもしれない。安易な年の差婚は他人には勧められません。それ相当な覚悟がある人、限定です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら