“並み”の上場企業になったので、もう一段レベルアップを--大谷喜一・アインファーマシーズ社長
--ところで、4年前に資本・業務提携したセブン&アイ・ホールディングスとの関係についてはどうなっているのか。物販事業だけでなく、調剤事業でも成長に向けた新たな展開はあるのか。
商品調達、物流、建築資材、メンテナンスなどについては、セブン&アイのノウハウが入ったおかげで、年間10億円以上のコストを削減を実現しており、業界内でも比較的利益率が高い1つの要因となっている。セブン−イレブンの店頭で、医薬品のPBを取り扱うことになれば、さまざまな検討課題について協力を惜しまないし、当社へのメリットも期待している。
--調剤薬局といえば、大病院の門前に多数の店先が軒を連ねていますが、顧客がブランドを意識して、特定のチェーン店に人気が集まるという傾向はまだ生まれていません。ブランド力についての考えは。
選ばれるためには時間がかかるだろうし、エンドレスで取り組みを強化し続けるしか道はない。見習うとしたら、やはりセブン−イレブンだ。社員の方々と会う機会を多く持つようにしているが、スピードの早さやこだわりなど各自がすごい。ブランド力の面でも、ああいうふうになりたいと考えている。
(古庄英一 撮影:今井康一 =東洋経済オンライン)
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