生きづらさは性格ではない「かくれトラウマ」とは――親の顔色をうかがう子が、大人になっても解けない"防衛反応"の正体
3.逃げ場がないと「心をシャットダウン」する
そして、「逃げる場所もない」「助けを求めることもできない」、そんなふうに感じる状況が続くと、子どもの神経系は、最後の手段に出ます。背側迷走神経が働き、心も体も凍りつく。痛みや恐怖をこれ以上感じないように、すべてを切り離してしまうのです。
その結果、次のような反応が、そっと、静かにはじまっていきます。
◼️何を感じているのか、自分でもわからなくなる
◼️空想の世界に没頭する
◼️自分の体が自分のものでないように感じる(解離)
体に刻まれたトラウマ
「記憶」としては思い出せなくても、「体と神経系」が覚えているトラウマ反応――つまり、意識的な自覚がない人でも、抑圧された子ども時代に端を発する“生きづらさ”があるかもしれない、というわけです。
そう、心では他人事に思うようなことでも、あなたの体には、しっかり「トラウマ」が刻まれている可能性があるのです。
では、仮に「家庭という名の戦場」を生き抜いたあなたが、大人になり、親になったとしたら――いったいどんな困難が待ち受けているのでしょうか?
※後編では、公認心理師の井上さんに「トラウマを負ったまま親になったあなたに、知っていてほしい考え方」について、詳しくご紹介いただきます。
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