「観光名所がない」と地元民が断言する福岡市。それでも「住みたい街」1位に選ばれ続けるコンパクトシティの実力を明かす

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太宰府天満宮の仮本殿
太宰府天満宮の仮本殿(写真:cameralove/PIXTA)
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ある町を観光で訪れたとき、地元の人にとっては「当たり前」のことが、自分には驚きだった……という経験はないだろうか。「ジモトのアタリマエ」では、そんな地元民ならではの「価値観」や「街歩きの知恵」にスポットを当て、その土地の本当の楽しみ方を提案する。第2回は福岡。

福岡市内に約20年、北九州市の小倉に約15年。なんだかんだ人生の大半を福岡県内で過ごしてきた筆者が、観光客に伝えたい地元民の声を前後編でお届けする。後編は前編「福岡の食」に続き、「福岡の観光名所」について。

【前編はこちら】
福岡市民が「屋台に行かない」本当の理由。290円ラーメン、うどん文化……“食の街”ジモト民の食の「常識」は観光客とまったく違う

福岡に来てくれる観光客に、地元民が抱く“微かな申し訳なさ”

県外の友人知人は口をそろえて「福岡、いいところだよね」と言ってくれる。もちろん、福岡市民は福岡が大好きだ。筆者も20年福岡市に住んだ経験から心底そう思うが、一つだけ残念に思うことがある。それは、福岡市内には、とことん「観光名所がない」ことだ。友人たちに「ここに行くといいよ」と紹介してあげられる場所が、実は驚くほど少ない。

観光スポットといえば、「太宰府天満宮」一強だが、これも正確には太宰府市であり、福岡市ではない。福岡タワーや大濠公園などもあるが、観光客が期待するような目玉があるかと言われると、地元民としては楽しんでもらえるかどうか怪しく思う。食に関しては「胃袋3つ持ってきて」と友人たちには伝えているくらいの自信があるのだが、遊びに来てもらった際の「行き先」には頭を悩ませるのが常なのだ。

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