「あの会社、なぜあそこまで強いのか、調べてほしい」。中国の市場調査会社には今、複数の日系大手FA(ファクトリーオートメーション)企業からの調査依頼が相次いでる。調査依頼の対象は、2003年創業の総合電機メーカー・INOVANCE(イノバンス)だ。
ある日系企業の幹部は「少し前までは名前を聞くぐらいの会社だったのに、一気にわれわれを超えていった」と驚嘆する。
調査会社から返ってくる答えは厳しい。「御社が値下げ競争に挑んでも、たぶん勝てません。彼らには、まだ下げる余地があるようですから」。技術力やアフターサービスの充実ぶりを武器に世界でも大きなシェアを誇ってきた日系FA企業が今、中国で台頭するイノバンスという会社にたじろいでいる。
2025年の売上高(見込み額)は460億元(約1兆円)。16年で400倍に跳ね上がった。サーボモーターやインバーターでは日系企業を抑え、中国市場シェアトップに躍り出た。中国FA界「昇竜」の正体に迫る。






















無料会員登録はこちら
ログインはこちら