米軍が投入した安価自爆ドローン「ルーカス」、その正体がイラン開発の自爆機「シャヘド」のハイテク化版だという皮肉
運用部隊の結成から数カ月で実戦投入
――アメリカによる今回のイラン攻撃にはドローンが使われましたが、どんな機体でしたか。
長沢:アメリカ政府の発信や報道などの情報を総合すると、アメリカは24時間でイラン側の指揮統制インフラや弾道ミサイルに関する施設など1000超の目標を攻撃した。
中東地域を管轄するアメリカ中央軍は、今回の攻撃にアメリカのスペクトルワークス(SpektreWorks)社製の自爆ドローン「LUCAS(ルーカス)」を投入したと発表している。「低コスト無人戦闘攻撃システム(Low-Cost Uncrewed Combat Attack System)」の頭文字からとられた名前だ。
アメリカ中央軍は2025年12月にルーカスを運用するタスクフォース・スコーピオン・ストライク(TFSS)という部隊を結成していた。結成からわずか数カ月で実戦投入されたことになる。ルーカスは地上からだけでなく艦艇からも発射可能で、25年12月には第5艦隊所属のインディペンデンス級沿岸戦闘艦「USSサンタバーバラ」から実射試験が行われた。
――ルーカスにはどんな特徴がありますか。
平田:215ccの2気筒エンジンを積んだ固定翼の自爆型ドローンで、ウクライナ侵攻に際してイランがロシアに供与したとされる自爆ドローン「シャヘド」の「米国版」ともいわれている。
公開されている画像からは、機体先端にカメラが取り付けられていることが確認できる。固定カメラと、内蔵モーターで制御可能なジンバルカメラの2つのタイプがあるようだ。






















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