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パンチくん人気で来園者殺到! 「市川市動植物園」飼育員たちの奮闘…56頭のサルがいる岩山の《"奥深き"住まい事情》

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各サル舎からは空中通路でつないだ。頭上を通るサルを下から観察でき、放飼場で遊ぶ様子とともにいろいろな姿が見られるだろう。

小型サルたちの部屋の上部に、「おさるーむ」に通じる空中通路が設置されている(撮影:尾形文繁)

この「おさるーむ」の一番の目的は、小型サルたちが快適に楽しく過ごせる環境を作ること。現在のサル舎は、その方角から冬の午後は日が入らない場所もある。

「衛生面を考えると土を敷くこともできず、もちろんサル舎の向きを変えることもできません。なんとかしようと考えたのが、日当たりの良い場所に共有という形でサルの広場を作ることでした」

しっかり日が射し込む場所で、木や土も入れることができた。3種のサルが日替わりで使えるようにし、遊びも日光浴も快適だ。

事業費の一部はクラウドファンディングで募り、2025年5月から7月末までの期間で目標を上回る1043万4287円の寄附金が集まった。そして26年3月20日に正式オープンを迎えた。

ギュッとかたまって暖をとっているワオキツネザルたち。最近赤ちゃんが誕生し、この中にいるという(撮影:尾形文繁)
サル舎を暖めるライトに身を寄せるボリビアリスザル(撮影:尾形文繁)

市川市動植物園は、27年に開園40周年を迎える。1987年の開園のきっかけとなったのは、友好都市の中国楽山市から贈られた2頭のシセンレッサーパンダだった。

その後、姉妹都市交流の一環で、97年にインドネシアのメダン市からスマトラオランウータン2頭の寄贈を受ける。オスの「イーバン」は健在で、国内の7頭のうち4頭が市川市動植物園で暮らしている。

インドネシアからやってきたスマトラオランウータン。左がメスのスーミー、右がオスのイーバン(画像:市川市HP「令和4年度 広報いちかわ 8月6日号 特集」より)

見どころはまだある。

コツメカワウソの展示場に設置されたオリジナル遊具「流しカワウソ」では、流れて遊ぶカワウソの姿が見られる。家畜舎やなかよし広場には、ウシやウマ、ポニー、カピバラ、ケヅメリクガメなどもいて、園内を散歩することもあるそうだ。

ミニ鉄道もあり、植物園も散策にちょうど良い。長年市民に親しまれている施設なのだ。

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