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パンチくん人気で来園者殺到! 「市川市動植物園」飼育員たちの奮闘…56頭のサルがいる岩山の《"奥深き"住まい事情》

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今回、パンチくんをきっかけに世界中から大きな注目を集めているが、安永さんは「これに浮かれることなく、市川らしさを失わないようにしたい。市民にとってよい場所であり続けられたら」と話す。

ゾウやキリン、ライオンやカバなど有名な動物は、同園からも近い上野動物園や千葉市動物公園にいるが、

「日本を代表して希少な動物を飼おうというのではなく、今いる動物のためにこれまで通り変わらずに続けていきたいです。ここで暮らしている動物のために、動物を第一に考えてやっていけたらという願いは、スタッフみんなが思っていることです」

レッサーパンダとオランウータンが象徴的な存在。ちなみに05年に後ろ足で直立する姿が話題となった「レッサーパンダの風太くん」は千葉市動物公園にいる。ときどき間違える人がいるそうだ(撮影:尾形文繁)

飼育動物は44種331点(26年2月28日時点)。展示方法のアレンジや共有放飼場の増設など、限られた環境の中でも、動物が健やかに暮らせるよう、現場で努力が重ねられてきた。

「開園以来、変わらない形でオーソドックスな展示をしてきましたが、設備の老朽化も目立ちはじめています。時代にあわせて、動物のためになる改善を1つひとつ積み重ねながらやっていければ」と安永さん。

サル山にはパンチくん以外にもかわいらしい子どものサルがいる。子ザル同士で遊んでいた(撮影:尾形文繁)

「パンチくん人気」はいずれ落ち着くが…

平日の雨の中でも、サル山のまわりには人が集まり、パンチくんを見つめている。

「びっくりですね。パンチの成長とともにいずれはブームも落ち着いていくと思うんですけど、そのときに、今回初めて来てくださった方がほかの動物を見たりして『結構いいところだな』とまた来ていただければ嬉しいです」

パンチくんをきっかけに市川市動植物園を知り、訪れる人も多い。サルだけでなくほかの動物たちの新たな魅力を知るのも面白い。

その一挙一動が世界中から注目を集めているパンチくん(撮影:尾形文繁)
パンチくんは少しずつ体も大きくなり、成長する姿を見せている(撮影:尾形文繁)
【かわいい写真も盛りだくさん! 最初から読む→→】「サルの群れ入れは難しい」  世界中から来園者殺到…人気の子ザル《パンチくん》飼育員が語る「"誤解されている"現実」

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