パンチくん人気で来園者殺到! 「市川市動植物園」飼育員たちの奮闘…56頭のサルがいる岩山の《"奥深き"住まい事情》
観察していると、ほかの個体を追いかけたり鎖をゆすって激しく遊んでいたり、固まって毛繕いをしていたり、サルたちのさまざまな過ごし方が見えてくる。
放飼場からつながる屋内にも収容場所があり、サルたちは外と中を自由に行き来している。中には暖房もあるため、寒い日などは中で過ごすサルも多いようだ。
ニホンザルを担当する飼育員は住まいであるサル山についてこのように説明する。
「この園では基本的に行動はサルに任せていて、夜間も外で寝ている個体がいます。雨宿りで屋内に入ったり、冬は床暖房のきいた部屋にいたり、サルたちは好みの場所で過ごしています。パンチもほかのサルと同じです」
一方で、天候や清掃、健康管理、繁殖、攻撃行動などに応じて、運用は切り替える。例えば3月10日の園の公表によると、パンチくんについて、サル山の中で順位の高い個体数頭から手を出される場面が増えたとし、相手の個体を一時的に群れから離す対応をとっている。
夏場は、屋外にスプリンクラーを設置し、冷風が出るスポットクーラーを設置するなどの対策も講じている。近年の気候の変化への対策も欠かせない。
こうした対策は、市川市動植物園だけの課題ではない。全国の動物園では、屋外展示が猛暑や気候変動の影響を受けやすくなっていて、運用の見直しや暑さ対策が進んでいる。
56頭が暮らすサル山の管理は重労働
現在、市川市動植物園のサル山には、56頭のニホンザルが暮らしている。これだけの頭数がいれば、糞や食べ残しも多くなる。日々の掃除と衛生管理は欠かせない。
屋内や放飼場の地面は毎日掃いて掃除をし、岩山は休園日に水洗いをしている。
「休園日の掃除の時間は、サルたちを屋内に移動させてから掃除をしています。その後、僕らが岩山にのぼって、水を流して洗っています」と飼育員。週1の掃除の時間になると、サルたちはスムーズに移動するという。



















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