47歳で役割を手放した吉岡マコさんの「新しい人生の始め方」――"ひとり親への支援"も"走ること"も全部「80代の自分」につながる

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――プログラムは、オンラインが中心ですね。

ひとり親の場合、移動や時間の制約が大きいし、人が集まる場に出かける精神的なハードルも高い。オンラインという選択肢がある時代でよかったです。この形だからこそ参加できた人が多いと思います。

一方、運営的にはまだ難しいところもあります。たとえば、無料で提供しているとドタキャンや無断欠席が続くこともあって、「このままでは場がもたない」と感じた時期もありました。

――どう対策したのですか?

「参加できなくなった場合は、無断欠席ではなく事前キャンセルの手続きをして、貴重な席を空けてください」と参加者にお願いしたり、さまざまな工夫をしてきました。

協賛企業からのプレゼント企画を行って集客したこともありますが、セルフケアではなく、プレゼント目当ての人が大量に来てしまうので、その方法はもう取らないことにしました。もっと団体の理念やプログラム自体に興味を持って、「来たい人が、来る」ような形を意識して、呼びかけています。

理想は、「無料で参加できるセルフケア講座をやっていますよ」という情報を伝えるだけでなく、この活動に込めた深い思いや哲学を伝えて、共感してくれる人を増やすことです。

マドレボニータの立ち上げ当初も、私が毎日欠かさずブログに活動への思いや、活動から得た気づきをつづっていて。それを読んだ人が「自分も参加したい」と思ってくれたから。

だから、今も今後も社会に対する考え、活動への思いなど、根幹が伝わる発信をしていきたいと思っています。でも、時間が取れないのが悩み。NPOだから、まずは助成金を集めるための企画書や報告書を書き続けなくてはならないので(笑)。

体を動かすと、人生が変わる

――吉岡さんのキャリアも、人生も、いつも「体」が起点にあると感じました。

どちらかとういと、考えてから動くというより、動いてから考えるタイプです。頭で理解してからじゃないと進めないというより、体を使ってみて「あ、これは違う」「これは合ってる」って判断してきました。

――今は、日常的にランニングされているんですよね。

走ることはもともと嫌い。走るより踊っていたいタイプでした。でも、 マドレボニータが東京マラソンのチャリティ団体に選ばれて、海外からチャリティランナーを迎えるようになり、私もパーソナルトレーナーについてランニングを習うようになりました。

最初は5キロでも長いと思っていたのに、今はハーフマラソンの完走までできるようになりました。以来、走ることの楽しさに目覚めて、毎日走っています。

――シングルマザーのためのランニングクラブも運営されています。

ナイキ・コミュニティ・インパクト・ファンドという助成金のサポートをいただいて、シスターフッド・ランニングクラブというランニングコミュニティを運営しています。

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