なぜAmazonは反対意見を歓迎しつつも決断が速いのか? 忖度だらけの日本企業が勝てない決定的要因
「納得感のない従属」が組織のスピードを奪う
「反対ですが、決まったことだから従います」
この「Disagree and Commit(反対しても実行する)」という言葉は、Amazonなどのグローバル企業でも採用される有名な行動指針です。しかし、日本の多くの現場では、これが「上司が決めたことに、つべこべ言わずに従え」という、支配のための道具として誤用されています。
本音を押し殺したまま、表面的な「はい、わかりました」だけが飛び交う組織は、一見スムーズに見えるかもしれません。しかし、認知科学的に見れば、そこには「不健全な合意」という目に見えない巨大なコストが蓄積されています。納得感のないまま進めたプロジェクトは、実行段階で「そんなの無理だ」といった猛烈な抵抗や形骸化を生み、結果として多大な時間とコストを浪費することになるのです。


















