「友情結婚」ってなに?専用サイトでマッチング、恋愛感情も性的関係もない"合理的すぎる夫婦の形"でようやく得た「世間体」

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そのサイト上では、恋愛の可能性がないことが大前提であり、まさにビジネスパートナーを見つけるような感覚で伸彦さんと向き合えた。地方出身の伸彦さんは、結婚して両親を安心させたいという意向があり、よくしゃべる留美さんには「面白い人」という好印象を持ったという。

何より伸彦さんは、モラハラ傾向とはかけ離れたタイプ。2人にとっては、それで結婚の条件が整った。

「お互いの親からも、特に詮索されずに済みました。結婚しないと思っていた息子と娘が結婚できたことを『とにかくよかった』と喜ぶだけです。もっと若い頃だったら、親も相手を品定めしていたかもしれません」

晩婚さんたちの親はそれだけ年老いているので、結婚時には親子の力関係が逆転していることが多い。留美さんと伸彦さんの場合も、親を説得する必要はなかった。

父やきょうだいのような…ケンカもせず満足な暮らし

結婚して一緒に暮らし始め、2年が過ぎた2人。今の暮らしはどうなのだろうか。

「お互いに満足して暮らせていると思います。ケンカもしません。私は何かにつけてワーワー言うのですが、夫は『どうしてそういう言い方をするの?』と悲しそうな顔をするだけで、ケンカにならないんです(笑)」

家賃相場が高い東京での暮らし。1人から2人になって、経済的にも大いに楽になったと留美さんは率直に明かす。

「夫の持ち家に住んでいるので、住宅ローンは夫の担当です。その他の生活費は私が出しています。安くていいものを買うのが得意なんです。洗濯も基本的に私で、おばあちゃんの総菜みたいな料理も私が作ります。夫は掃除をして、見栄えのする料理を作ってくれます」

お互いに子ども好きなので、特別養子縁組を考えてセミナーにも参加したが、「養子が欲しいという夫婦が多くてハードルが高い」と感じている。

「今のままでも楽しいからいいよね、と話しているところです。週末はよく一緒にお出かけしています。私には実弟がいますが、私にとって夫は、お父さんのような女きょうだいのような存在です」

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