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「自国の産業保護」が狙いではなかった…古代ギリシャが【関税】を重視した"現代国家とは異なる"事情

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特に、ギリシャのような都市国家では、市民の力が強かったので、市民から直接的に税を取るのはなかなか社会が許しませんでした。そのため、関税や間接税が発達したのです。

「税収のための関税」だった古代ギリシャ

中でも、関税というのは、政府にとっては非常に取りやすい税金なのです。

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関税は輸出入のときに、物資が税関を通るときに課税すればいいだけです。徴収の手間も非常に少なくて済みます。だから古代から、関税を財源の柱とする国は少なくありませんでした。

しかもギリシャは海洋国家でもあったので、関税を管理しやすいという条件がありました。港を出入りする船をチェックすれば関税を取ることができたからです。

関税は当初、国家の財源とする目的のためにつくられました。しかし、だんだん貿易が発展するにつれて、国の経済を守るためのものに変わっていったのです。

輸入品に高い関税を課して国内業者を守ったり、輸出品には関税を課すことをやめて輸出を増やしたりする、ということです。

現在では世界の多くの国で、関税は税収のためというより、自国経済の保護のために設定しています。ほとんどの国で関税は税収としては取るに足らないものとなっています。

が、古代ギリシャの場合は、完全に「税収のための関税」だったのです。

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