「キッチンカー」実は廃業続出の過酷なビジネスだった…週末副業で「月10万円」稼ぐための高いハードルの乗り越え方とは

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難しいのはリスク管理だけではありません。収益構造もまた、甘いものではないのです。週末起業として月に10万円の利益を得るためのハードルを計算してみましょう。

たとえば、600円のクレープを販売するとして考えてみます。

経費を差し引いたうえで、単純計算で月に約10万円の手取りを残すためには、なんと月間で620個ものクレープを売り上げる必要があるのです。

なぜこれほど数を売らなければならないのか。その理由は、重くのしかかるランニングコストにあります。

キッチンカーをレンタルする場合、その費用だけで月額12万円ほどかかります。そこに出店料(月4万円〜)、食材費(月10万円〜)、消耗品費、PL保険の保険料などを加えると、毎月27万円以上の経費が発生する計算になるのです。

クレープや焼きそば、焼き鳥といったメニューは人気があるので売り上げを伸ばしやすい反面、競合も多く、価格競争に巻き込まれやすいというジレンマも抱えています。

準備期間3カ月、「店」を持つ覚悟で

「スマホひとつで今日からスタート」というわけにはいかないのも、キッチンカー開業の大きな特徴です。開業までには、少なくとも2〜3カ月の準備期間が必要です。

まず、「食品衛生責任者」の講習を受けて資格を取得し、さらに出店する地域を管轄する保健所で「営業許可」を取得しなければなりません。

営業許可は地域ごとに必要となるため、複数のエリアで活動したい場合は、それぞれの自治体で申請手続きを行う必要があります。

さらに、メニューの試作、適正価格の設定、看板や食材の準備、集客のためのSNSでの宣伝など、やるべきことは山積みです。

初期投資額は、資格取得費や許可申請費、看板代などで最低でも5万円以上、それに先ほど述べた毎月かかる27万円以上の経費を含めれば、さらに高額な資金が必要となります。

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