「キッチンカー」実は廃業続出の過酷なビジネスだった…週末副業で「月10万円」稼ぐための高いハードルの乗り越え方とは

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月10万円を楽しく稼ぐ ちょいワーク図鑑
キッチンカーというビジネスの全貌を解き明かします(写真:CHAI/PIXTA)
「自分の得意な料理で人を笑顔にしたい」「車で移動しながら自由に働きたい」。そうした憧れを抱き、脱サラや副業としてキッチンカーの開業を夢見る人は多いものです。
しかし、その華やかなイメージの裏側には、想像以上にシビアな現実が横たわっています。
働く人を中心に1000人以上を取材したライターの華井由利奈氏は、新著『月10万円を楽しく稼ぐ ちょいワーク図鑑』で、ちょっとしたスキマ時間にちょうどよく稼げる仕事「ちょいワーク」を図鑑形式で100個紹介しています。
そんな華井氏が、今回はあえて「厳しさ」に焦点を当て、キッチンカーというビジネスの全貌を解き明かします。
安易な参入がなぜ危険なのか、それでも挑む価値はあるのか、その実態に迫ります。

「食中毒で賠償数千万円」の高リスク

副業ブームの昨今、手軽に始められる仕事は数多くあり、拙著『月10万円を楽しく稼ぐ ちょいワーク図鑑』でもそうした仕事を多数紹介していますが、キッチンカーに関しては見切り発車は厳禁です。

なぜなら、失敗して廃業に追い込まれる人が大勢いる世界だからです。

最大のリスクは、食中毒だといえます。一般的な飲食店よりも衛生管理が難しい移動販売において、万が一、大規模な食中毒事故を起こしてしまった場合、その損害賠償額は数千万円にのぼる可能性があります。

そのため、生産物賠償責任保険(PL保険)への加入は必須です。

また、売り上げが天候や気温にダイレクトに左右される点も、経営を不安定にさせる要因です。

雨が降れば客足は途絶えてしまい、食材費や出店料だけが重くのしかかり、1日で大幅な赤字を出すことも珍しくありません。

さらに、オフィス街や住宅街などの「売れる場所」にはすでに強力なライバルや先客が陣取っており、新規参入者が好立地を確保するのは極めて困難という現実があります。

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