会話で「でも」をよく使う人が嫌われる"本当の理由" 否定を多用するのは「マウントを取りたいから」だけではない

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いつも感じがいい人はこんなふうに話している
「でも」が口癖になっていると、何気ないやり取りでも相手に否定的な印象を与えがちです(写真:やまたつ/PIXTA)
人間関係の良し悪しは、会話の中身に大きく左右されます。何気ない会話のなかに、人間関係を悪化させる種が潜んでいるものです。本人はそのことに気づかずに、気がつけば「相手から避けられていた」「距離を置かれていた」といったことは、よくあります。では、どこをどう気をつければいいのか。その具体的なポイントについて、『いつも感じがいい人はこんなふうに話している』より一部抜粋・編集のうえ、大野萌子さんが解説します。

「でも」という口ぐせの背景にあるヤバい心理

私の知っている人に、会話の中でやたら「でも」を使う人がいます。

「今日はすごく暑いね」

「でも朝は涼しかったよ」

深い意味はなくて、どちらかといえば言葉のつなぎとして使っているのかもしれません。

「昨日のイベントは予想より人が多かった割には、スムーズに進んだよね」

「でも、来場者の読みがちょっと甘かったよね」

仕事だとこんな言い方をすることもあります。

よくある会話かもしれませんが、気をつけたほうがいいのは、「でも」という言い方は基本的には、前の言葉を打ち消す、否定のための言葉であるということです。

「でも」が口癖になっていると、何気ないやり取りでも相手に否定的な印象を与えがちです。

友達と映画を見に行った帰りに、

友人:「あの映画すごく面白かった!」

自分:「でもちょっと長かったかな」

悪気はなくとも、ちょっと話の盛り上がりに冷や水をかけているかもしれません。

同僚:「仕事だいぶ進んだね」

自分:「でもあともう少し頑張らないと」

前向きな返事のつもりが、これではマイナスの響きを含んでしまいます。

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