広い家へ引越す、は古い? 近所にもう1部屋借りる「近距離2拠点」という選択肢。8畳1Kがリノベで最高の仕事場に!

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
自宅近くのアパートの一室を借り、“第二の拠点”を作ったイラストレーター・てらいまきさん夫妻の事例をご紹介します(写真撮影/福永尚史)
この記事の画像を見る(17枚)

家賃や住宅価格の高騰に加え、在宅ワークやライフスタイルの多様化によって、「住み替え」以外の住まい方を模索する人が増えています。その一つが、自宅の近くにもう1つ住まいをつくる「近距離2拠点」です。

今回は、京都在住のイラストレーター・てらいまきさん夫妻が、自宅近くのアパートの一室を借り、仕事場としてリノベーションし“第二の拠点”を作った事例をご紹介します。実際にどう始め、どのように暮らしが変わったのかを伺いました。

近距離2拠点とは

「近距離2拠点」とは、公(おおやけ)の定義はありませんが、自宅から徒歩や交通手段で15分以内程度で行ける範囲、つまり生活圏内にもう一つ住まいを持ち、日常の延長線上で行き来しながら暮らすライフスタイルのことです。

当記事はSUUMOジャーナルの提供記事です

一般的な2拠点生活というと、都心と自然豊かな郊外を行き来したり、仕事と趣味を切り分けたり、その土地ならではの暮らしを楽しむイメージがありますが、近距離2拠点はそれとは少し違います。

生活環境が大きく変わらない近いエリアで、「家」や「部屋」を目的に応じて使い分けながら暮らすのが特徴です。

背景には、在宅ワークの普及や少子化による子育て期間の短縮、住宅価格の高騰などがあります。広い住まいに住み替えるにはコストがかかり、一方で自宅の一角を仕事場に充てるには限界がある。

また、広い住まいに住み替えても、必要のある期間は限られるなど、そのジレンマを解消する方法として「もう一部屋を借りる」という発想は、いま現実的な選択肢になりつつあります。

次ページきっかけは夫の転職相談から
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事