広い家へ引越す、は古い? 近所にもう1部屋借りる「近距離2拠点」という選択肢。8畳1Kがリノベで最高の仕事場に!
家賃も周辺相場と比べても安価で、駅やスーパーも近く、生活利便性も申し分なし。立地やコストのバランスが取れていたことも、即決につながりました。
ただ、施工会社選びでは試行錯誤がありました。最初に相談した会社では予算を大幅にオーバーし、要望を伝えてもレスポンスが遅く、「理想の空間を一緒につくる」という感覚を持てなかったそうです。
最終的には実家のリノベを手掛けた施工会社に依頼し、丁寧にヒアリングしながら代替案を提示してもらえたことで、納得のいく形に。小さな要望にも柔軟に対応してもらえたことが決め手でした。
お互いの気配を感じないよう、開放感を確保
設計で最もこだわったのは「夫婦それぞれの存在を感じすぎないこと」。「カーテンやパーテーションでは妥協せず、真ん中に壁を造って仕切りました。夫婦並んで仕事をすると、私が絶対に話しかけてしまうので!」と笑います。
さらに、圧迫感を軽減するために室内窓を設置。光を取り入れつつ視線を遮る工夫で、お互いの気配を感じないよう、開放感を確保しました。
壁には淡いブルーグレーの塗装を施し、部屋の一角に濃いグリーンのアクセントクロスを採用。
「濃い緑色の背景に絵を飾ったらすごく映えそう~! と思って試してみたのですが、思っていたとおりとても映えます!壁の色はずっと気に入っていて、この色にして良かったと今でも思います」
床材にはホワイトウォールナットの無垢材を選びました。自然な木目が視界に入るだけで気分が和らぎ、作業の合間に小さな癒やしをもたらしてくれるそうです。
「これも憧れていたものの一つ! 京都にある無垢材フローリングの専門店まで夫婦で行き、たくさんあるなかからサンプルを選び、1週間くらい悩んで決めました」


















