「50歳世界一周ひとり旅」予算をビジネスクラスに"全振り"した結末。《仕事するには大正解、夢のようなラウンジも》昔はLCC一択だったが…

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デリー・バンコク便は最初に予約していたエア・インディアのフライトがライフラット(セミフラット)シートだったので、フルフラットで座席数が少ないタイ国際航空のフライトに変更した。

昼間の便だとシートを倒して寝ることはあまりないが、空間のゆとりは仕事環境の快適さに直結する。“当たり”の機体だと大きなテーブルに加え、座席横にタブレットやドリンクを置ける台があり、足元にも収納スペースが設けられている。シートを倒すときの片付けも最小限で済む。

アビアンカ航空のビジネスクラス
アビアンカ航空・ボゴターマドリード便のビジネスクラス座席。フルフラットで収納スペースが多いのが嬉しかった(写真:筆者撮影)

個性豊かなラウンジ利用も楽しみに

空港ラウンジを利用できる会員制サービス「プライオリティパス」で、ラウンジ巡りを楽しみにしている海外旅行好きもたくさんいるだろう。筆者も所有しているが、ビジネスクラスの世界一周航空券は、航空会社が上級顧客向けに提供しているラウンジも使えるので、選択の幅が広かった。

リモートワークの普及を反映してか、PC仕事のためのスペースが充実していたラウンジが多かった。

パナマ空港のスターアライアンスラウンジ
パナマ空港のスターアライアンスラウンジは、シェアオフィス並みの仕事スペースがあり重宝した(写真:筆者撮影)

メキシコシティからエクアドルのキトに向かう際、トランジット先のパナマ空港で3時間半を過ごした。スターアライアンスに加盟するコパ航空のラウンジはコワーキングスペースとビュッフェが合体したような最高の空間だった。

圧倒されたのはイスタンブール空港のターキッシュ エアラインズ ラウンジ。シェフが作りたてのメニューを提供するライブキッチン、ウィーンの洋菓子ブランド「デメル」のケーキビュッフェなどほぼホテルクオリティ。

ワークスペースは見当たらなかったが、カフェっぽい座席があり仕事も快適にできる。

イスタンブール空港ターキッシュエアラインラウンジの座席
イスタンブール空港ターキッシュ エアライン ラウンジの座席(写真:筆者撮影)
同ラウンジでは著名な洋菓子ブランド・デメルのケーキも提供されていた(写真:筆者撮影)
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