【やや貧乏な初老夫婦が25m²の新居にお引っ越し】東京・中央区6畳1Kの狭さに唖然、断捨離にも失敗…窮地救ったゴミ捨て場での「まさかの出来事」

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間取り図ビフォーアフター。左が入居前、右が入居後。なんの変哲もない25m²・6畳1間のワンルームマンションを2人で住めるようにセルフリノベーションしました(筆者撮影)

ここ数年、医療費は常に高額療養費制度の上限を支払っているうえに、夫が退職して年金暮らしになったこともあって、家計に余裕はナシ。30m²以上の物件で探してはみたものの、予算に合うものはなく「この家しか住めなかった」というのが実情です。

とはいえ「こんな狭い家しか住めなくて……ヨヨヨ……貧乏って不幸(涙)」という悲観的なスタンスではなく、「狭い家だけど、これはこれでかえって楽しみ(笑顔)」と、いたって前向きに捉えています。狭くても駅チカで利便性のいい都心部で、病院にも近い場所を確保できただけでラッキーでした。

(当然ながら)6畳1Kは2人で暮らすには狭すぎる

リフォーム前の我が家。6畳の居室に、3.5畳のキッチン。押し入れとバストイレが合体したサニタリーという昔ながらのワンルーム(筆者撮影)

国土交通省は「健康で文化的な住生活を営む基礎として必要不可欠な住宅の面積に関する水準」として、1人暮らしに必要な部屋の最低限の広さは25m²と定めています。

25m²は江戸間で15畳ほどなので「我が家は荷物が少ないから、全部で15畳もあれば、2人暮らしできそう」と思っていたのですが、実際に生活できるスペースではなく、壁や柱を含む登記上の専有面積であり、純粋な居住空間は、6畳居室に、3.5畳キッチンの9畳ほど。

幅180cm×奥行60cm。団地型の昔ながらのキッチンが壁付けされていて、空間の有効活用を阻みます。横に冷蔵庫を置いたら、もう何も置けません(筆者撮影)

引っ越し前の30m²・12畳の家でゆったり暮らせていたため「3畳狭くなっても余裕」と思っていたのですが、四角い箱のようなビッグワンルームだった旧居と比較すると、新居はスペースを有効活用できない間取りでした。

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