「ユニクロ」が合う大人・合わない大人の違いって? イケオジを爆誕させる服・ブランド選びと中年ファッションの"意外な盲点"

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イケオジ
イケオジ・ダサオジの服装の分岐点はどこにあるのでしょうか?(Ushico / PIXTA)

コロナ禍を経てスーツ文化が急速に変化し、30〜50代の多くが「オンでもオフでも通用する服装」を模索しています。そんななか、とあるメディアのファッション記事を発端として、SNSなどでは10月半ばに「オジサンは着てはいけないブランド」論争が白熱しました。

ところが逆に、「大人を輝かせるブランドや着こなし」については、信頼に値する情報がなかなか見つかりません。なぜならネットや雑誌で見かける「おすすめブランド記事」の多くは、タイアップ(記事広告)や筆者の主観に基づくため「どこまで取り入れるべきか」迷ってしまうから。これはファッション相談にお越しになるクライアントからよく伺う悩みです。

一方、私が現場で得た結論は「イケてるブランドは、個人の体形で変わる」ということ。のべ5500人を超えるコーディネート相談に乗ってきた筆者が、「イケオジの服選び」と、避けるべき「中年ファッションの盲点」を解説します。

万能な「ユニクロ」が合う大人・合わない大人

シンプルでベーシック。価格も手頃で、多くの層が取り入れやすいブランドと言えば、やはりユニクロはそのひとつに挙がるでしょう。

それでもユニクロが「誰にでも合う」とは限りません。その理由は「丈感」です。試着時には違和感を察知しにくいのに、後日、鏡を見ると、全身がどこか野暮ったい。それは「着丈(きたけ)もサイズの一部である」という事実を見落としているからです。

着丈とは、服の背中側の首の付け根から裾までの縦の長さのこと。とくに襟のないセーターやスウェットは、わずか数センチの差が全体のバランスを崩します。

この微妙なズレは、言語化が簡単ではないため、誰も指摘してくれません。しかし、これこそ「なんとなく老けて見える野暮ったさ」の原因なのです。

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