「給料が減っても後悔なし」週休3日を選んだ女性に訪れた"想定外の喜び":月曜日が楽しみになるドイツ流「4日労働制」の神髄
ユリアさんの「予定」には「オフィスの部屋が静かになる時間帯」を考慮するということも入っています。というのも、ユリアさんが働いているオフィスでは8人が大部屋で仕事をしているので、静かな時間が少ないのです。
15時過ぎからはパートタイムの人もいなくなり、ほかの人も自分の仕事に集中することが多いので、部屋は静かになるのだとか。したがって、彼女は「考える仕事」があるときはそれを15時からスタートさせるようにしています。
「うちの会社は就業時間の半分をホームオフィスにしていいことになっているの。私自身は、『週休3日』だから、働いている4日間のうち、3日間はオフィスに出社して、1日はホームオフィスで『Denkarbeit』(考える作業)をすることも多いわ」
「ホームオフィスの制度はうちの会社に昔からあったのだけれど、コロナ禍になる前は『理由』を申告することが必要だったの。それがコロナ禍になってからは『理由なし』で、ホームオフィスがOKになった。だから今は本当にフレキシブル」
「『何曜日がホームオフィス』と決まっていないから、ホームオフィスをしたい1週間前に社内チャットで『〇曜日はホームオフィスにします』と連絡すればOK。1週間前に言えば、同じ部署の人とホームオフィスの変更日を調整することも可能だし、そうすることで『週に1日は全員が出社の日』をつくれる」と周囲に気をつかいながらも、「ホームオフィス×出社」という「ミックスな働き方」を満喫している様子でした。
顧客と交流するときはコーヒーやランチ
さて、会社絡みの付き合いということで「接待」について聞いてみたところ、「上司や同僚とともに顧客とランチをすることは何回かあったけれど、夜に顧客と食事や接待に出かけたことはない」とのこと。
ユリアさんは「顧客と腹を割って話し、交流するには一緒にコーヒーを飲めば、じゅうぶんよ」と話します。ちなみにドイツ語で言う「一緒にコーヒーを飲みましょう」というのは、日本語で言う「お茶しましょう」と同じ意味です。
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