「給料が減っても後悔なし」週休3日を選んだ女性に訪れた"想定外の喜び":月曜日が楽しみになるドイツ流「4日労働制」の神髄
「『週休3日』にしてから、一番よかったなって思っているのは『月曜日が楽しみになった』ということ! 1週間は7日あるから、週に3日休んで好きなことをやっているというのは、考え方によっては『週の半分は仕事以外のことをしている』ということでしょ。3日間、好きなことに打ち込んでいると、本当に仕事をする月曜日が楽しみになってくるのよ」とのこと。
この「月曜日が楽しみになる」というのはユリアさん自身にとっても想定外でした。でも「週休3日」になってしばらく経ってから、この「月曜日が楽しみ」な気持ちを毎週のように経験するようになり、それは10年経った今も変わりません。
「週休3日」のもうひとつの利点は「効率的に仕事をするようになったこと」だと言います。
「それまでは週に38.5時間働いていたのが、今は31時間になったから、以前よりも上手に計画して、ムダのない作業をすることが求められるようになったの。だから、必然的に効率は上がった」とのこと。
ユリアさんが働いている部署には「週休3日」という働き方をしている人がもう1人います。その女性は、お孫さんの面倒を見るために毎週火曜日がお休みとのことです。
「うちの会社は週の半分はホームオフィスが認められるから、私自身は週に1日ホームオフィスをしているの。曜日はその都度違うけど、みんなで情報を共有して、必ず『1週間に一度、全員がオフィスにいる日』を設けているわ。そうすれば、対面でプロジェクトや業務について全員で話すことが可能だから」と、全体のバランスも考慮しているようでした。
フルタイムで働いていたとき、プロジェクトがあるときだけは残業をしていたというユリアさん。
それは今も変わりなく、何かプロジェクトがあると、勤務の日に残業をすることもあるのだそう。ただし、「週休3日になったからといって、その分、ほかの日の仕事が大変になったとか、仕事量が増えたとは感じていない」とのことでした。
ユリアさんの働き方
さて、ユリアさんはどのように仕事をしているのでしょうか。ユリアさんの会社はフレックスタイムなので、8時間オフィスにいれば、細かい時間は問わないとのことです。
ただユリアさんは規則正しい生活を守るためにも、9時前後には会社に到着しています。その後は社内チャットやメールをチェックして「今日やるべきこと」の予定を組みます。



















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