「LUUPの歩道走行は時速6キロ以下のルールって知っている?」「本当に守られている?」→実際に利用して体感した "次世代インフラの危うさ"

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駐車場内にあるLUUPのポート(筆者撮影)
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電動キックボード「LUUP(ループ)」の悪質マナーが話題だ。

SNSの投稿には「スマホを片手に運転していて怖い」「歩道を猛スピードで走行している」「信号無視や一時不停止は当たり前」「免許制にしてほしい」など、不安と不満の声があふれている。

筆者はウーバー配達員+出前館配達員として日々働いているが、神戸・三ノ宮駅前を歩いているとき、LUUPの危険運転を目撃したことがある。その人は20代くらいの男性で、かなりスピードを出した状態で、車道と歩道をクネクネと走行していた。

地方と都心に温度差…。LUUP悪質マナーの実態

こういった危険運転の光景に、地方に住んでいる人はあまり実感がないかもしれない。なぜならLUUPの提供エリアは限定的で、現在の主な提供エリアは東京・横浜・大阪・京都・名古屋・仙台・福岡などの大都市がメインだから。

提供エリア内でも、例えば私の住んでいる神戸市の場合、中心駅である三ノ宮駅周辺など、限られた範囲内でしか移動できない。よって私がLUUPに乗った人を目撃するのは、三ノ宮駅に立ち寄ったときだけ。

しかし、今後の展開次第では、LUUPの悪質マナーに全国各地で悩まされる可能性がある。なぜなら、提供エリアは順次拡大しており、本記事を執筆時点でポート(LUUPが置いてある場所・置ける場所)の数は1万5300ポートを超えた。専用アプリのダウンロード数も500万を超えている。

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