築50年の中古マンション・2500万円で実現した大人ファンタジックな「ひとり暮らし」《"好き"を貫く》30代女性の見つめる今とこれから

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最後に、これから家を持とうとする人へのアドバイスを尋ねた。

「好きな空間で暮らせることとか、好きなものに囲まれた暮らしのほうが気持ちが豊かになります。だからこそ住宅は、物件購入でお金を使い果たしてしまわず、立地や築年数などに優先順位をつけて譲れるところは譲ることが大切。

そうやってインテリアや日々の暮らしなど、好きなものにお金をかけられるような余地を、残しておくことをおすすめしたいです」

“好き”を大切にするためにも、現実的な取捨選択が必要だという言葉には、純粋さと冷静さが同居している。そのバランスの向こうに、自分らしい幸せを模索する姿が見えた気がした。

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“好き”をこだわり抜いた「ひとり暮らし」

おこもり感のあるベッド
おこもり感のあるベッドは、サイドに本などを置けるボードも。ここで猫がくつろぐことも多いそう(撮影:大澤誠)
トイレ
ホテルライクなサニタリー。トイレにはあえて扉をつけなかった。「洗面室にはカーテンがかけられますし、廊下からトイレは死角になっているので扉は必要ないかなと。扉の下に、ほこりが溜まったりするのも嫌なんです」(撮影:大澤誠)
書棚の様子
書棚には仕事関係の本の他に、『二都物語』や『レ・ミゼラブル』などの19世紀ヨーロッパの長編小説なども並ぶ。「長い小説にじっくり没入する時間も大切にしています」(撮影:大澤誠)
【写真】夢の国を作り上げた小野さんの自宅風景(14枚)
蜂谷 智子 ライター・編集者 編集プロダクションAsuamu主宰

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はちや ともこ / Tomoko Hachiya

東京都出身。上智大学大学院文学研究科博士前期課程修了。語学教材の専門出版社を経て2014年よりフリーランスのライター・編集者として活動。住宅・教育分野の執筆多数。

https://linktr.ee/asuamu

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