前述の諏訪湖畔にある「諏訪湖間欠泉センター」の2階には、これまで諏訪地方で撮影された映画やドラマ、CMなどの撮影に関わる常設展が行われています。
前述の各作品のほか、映画『ゴジラ-1.0』(2023年)、ドラマ『それでも、生きてゆく』(2011年、フジテレビ)、『サマーレスキュー~天空の診療所』(2012年、TBS)など、数々の作品で使われた小道具やサイン、ロケ写真を見ることができます。
「韓国人ファン」が多く訪れる理由
撮影された名作の中でも印象的なのは、是枝裕和監督による2023年公開の映画『怪物』。
第76回カンヌ国際映画祭での受賞作品でもあり、世界190カ国で展開されたという世界的大ヒット映画です。
撮影で使われた、印象的な「廃列車」のセットも展示されており、訪れるファンを喜ばせています。
是枝作品は韓国で人気が高く、公開時には多くの観光客が韓国から訪れました。
『盤上の向日葵』の主演である坂口健太郎さんも、いま韓国で大変人気の俳優。地元では、韓国からの観光客でまた賑わうことを期待している、とのことでした。
海外からの観光客といえば、諏訪地域で外せない聖地がもう1つ。上諏訪駅から車で15分ほどのところにある「立石公園」です。
諏訪湖の全体を見下ろすことのできる展望台となっており、ここから見る諏訪湖は、アニメーション映画『君の名は。』(2016年)で登場する「糸守町」の風景に似ていると話題になり、多くのファンを集めています。
筆者が訪れた日も、同作の世界観を味わおうと、外国人を含む多くの観光客で賑わっていました。
「ロケ地」としても、国際的な注目を集める諏訪地域。そこには、物語を彩る歴史や自然景観、そして地元の人たちの熱意がありました。
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