【4】に対応できるのは、たとえば、経営層に対して次のような会話ができる人材です。
このような議論を経営層と交わせれば十分です。
そして、議論の中で「どのようなDXが必要か(投資総額やスケジュール含む)」を導き、自社のSIへと自然に誘導できれば、それが「強力なUPS(独自の売り)」になります。
さらに、リスク対応やプログラムマネジメントにおける“こなれ感”を示せれば、「この会社ならSI工程まで安心して任せられる」と信頼を得られ、抱き合わせ戦略が成立するでしょう。
規模が小さくても「早めに手を打つこと」が重要
もっとも、両者(SIerとコンサルファーム)にはカルチャーの違いがあり、一朝一夕でこのレベルの人材を揃えるのは容易ではありません。
現状、大手SIerでも経営層や執行役員層を含め、ここまでの議論を交わせる人材は多くありません。
しかしだからこそ、揃えにくい人材ほど早めに手を打つことが重要です。
従業員1万人規模の大手SIerであれば、まずは10名程度の「プログラムマネジャー型コンサルタント」を育成・採用し、2〜3件の重点クライアント案件から始めるのが現実的でしょう。
キャリア採用との組み合わせであれば、実現可能性は十分にあります。
2026年には、「おっ」と思わせるような――コンサルティング・ファームと大手SIerの真っ向勝負を見てみたいものです。
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