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ライフ #予防医療の医師が教える 最小の努力で最大の効果を得る食事学

予防医療の医師が解説「病気を予防するためのサプリ」…何が効くのかの大規模研究

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  • 濱谷 陸太 ハーバード大学医学部講師/医師

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サプリの効果について、実はかなり多くのことがわかってきています(写真:KAZE/PIXTA)
世の中には無数のサプリがありますが、効果はあるのでしょうか。あるとしたら、どのように飲めば良いのでしょうか。
膨大な研究結果などから効果的な食事を科学的に分析した書『予防医療の医師が教える 最小の努力で最大の効果を得る食事学』を上梓したハーバード大学医学部講師の濱谷陸太氏に、「サプリの基本」を解説してもらいます。

サプリは効くのか、効かないのか

「サプリなんて効果ないよ」こんなことを聞いたこと、1度や2度ではないのではないでしょうか。事実、医薬品と比較して、サプリの効果はそれほど厳密に検証されているわけではありません。

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しかしまったく検証されていないわけでもなく、実はかなり多くのことがわかってきています。この記事では「オメガ3脂肪酸サプリ(フィッシュオイル)」に注目して、その一端を紹介していきます。

そもそも「何を期待して飲むか」が大事です。サプリは健康効果を期待して飲むわけですが、その健康効果はすぐに見えるわけではありません。カフェインなどはすぐに効果がわかりますが(眠気が覚めるなど)、それは健康効果というわけではないですよね。

例えばオメガ3脂肪酸サプリで一番期待する効果は、心筋梗塞などの予防効果です。心筋梗塞とは心臓の血管が詰まる病気ですが、なかなか起きないですよね(頻繁に起きては大変なことです)。ですので、オメガ3脂肪酸サプリに心筋梗塞予防の効果があったとしても、それはすぐにはわかりません。例えば数年飲みつづけて、はじめてわかるものだったりします。

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【オメガ3脂肪酸の研究】

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