医師が解説! 「昼食の後のダルさ」を撃退し、午後も効率的に働くための≪ランチタイム≫の過ごし方

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午後になっても効率的に働くための「ランチタイム」の過ごし方とは(写真:プラナ/PIXTA)
暑かった夏が終わり、ようやく秋の夜長を楽しめる季節になりましたが、夜更かしをした次の日というのは、どうしてもランチの後に眠くなってしまいがちです。
そこで本稿では、東京疲労・睡眠クリニック院長の梶本修身氏の監修書『最新医学でわかった 脳ファーストの休養学』から一部を抜粋・編集する形で、午後になっても集中力を途切れさせることなく仕事に取り組むための、ランチタイムの過ごし方を紹介します。

疲れているときほど「1人ランチ」がおすすめ

食事は1人でする「孤食」よりも、誰かと一緒に食べたほうが疲れにくいという研究結果があります。

2007〜2009年に関西福祉科学大学などが、関西の女子大学生284人に対して行った調査では、孤食をした人の半数近くが疲労を感じていたと示されました。

孤食が疲れやすい理由のひとつは、短時間に一気に食べるから。一度に大量の食べ物が胃腸に入れば、消化吸収にかかわる自律神経に負荷がかかり疲れます。

さらに、満腹感は、胃の膨満感以外に、血糖値の上昇や、胃腸が分泌する消化管ホルモンの分泌によって得られるのですが、早食いすると満腹感を感じる前に食べ過ぎてしまう傾向が強くなります。

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