結局、チェックインから1時間が経ってから、私は19階にある自分の部屋に入室。室内はベッドにコンパクトな机といす、ユニットバスなど「いつものアパ」という感じで、ここに感動はなかったが、私はアパに宿泊する際「寝るだけ」といった使い方が多いので、「さて、今から何をしよう」といった使い方は新鮮に感じた。
お腹の虫が暴れていた私は、1階ロビーのカフェ&バーで「アパ社長カレー」のカツカレー(税込み1550円)を注文。揚げたてサクサクのロースカツに、濃いめの味付けのカレーが絶妙にマッチ。至福の時間を過ごした。
食後は部屋に戻り、アパホテル社長・元谷芙美子氏(いつもトレードマークの帽子を着用している)が書いた『強運』という本を興味深く読んだ。デイユースを始めた経緯についても書かれており、元谷氏の「ママさんたちに昼間の時間、ホテルでゆったりくつろいでもらったらどうだろうか?」というアイデアから始まったそうだ。
読んでいるうちに、気が付いたらベッドで寝落ち。30分ほど昼寝を楽しんだ。
多種多様な温泉にサウナ。スーパー銭湯と変わらないクオリティ
「やべっ。もう16時過ぎ、残り時間は半分だ。このままリフレッシュに全振りするのもアリだけど、デイユースが仕事に向いてるかどうかも検証しておくか……」
私は机に入っていたスティックコーヒーを取り出し、廊下にある給水機のお湯を入れてから、部屋で1時間ほど原稿と向き合った。その結果、「普通に仕事できる環境だな」という感想を抱いた。アパは東京駅や大阪駅、博多駅や仙台駅など、国内の主要駅前の好立地に位置しているケースがほとんどだ。リモートワークなど仕事だけを目的に、デイユースを利用するのは割高に感じるかもしれないが、リフレッシュを兼ねた「二刀流」の使い方であれば正直かなりアリだと思う。
ということで、いよいよデイユースもクライマックス。私は部屋のタオルを持って、ウキウキしながら大浴場へ⋯⋯。

広々とした更衣室には、ドライヤーが10台ほど、化粧水や綿棒なども置かれていた。鍵付きロッカーの数も申し分ない。トイレも付いてるし、給水機もあるし、自販機には牛乳もある。3台ほど洗濯乾燥機もあった(廊下にはアイスの自販機もあった)。
水着で入浴しているインバウンド外国人も散見される中、私は手拭いを肩に掛け、ジャパニーズスタイルで大浴場へ。洗い場は全部で40席ほどあり、ジェットバスや寝転び湯。15.8℃の水風呂。41.5℃の湯船に39℃の湯船。青々とライトアップされたマイクロバブルバス⋯⋯。非常に充実した設備内容でビックリ仰天。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら